本・映画の紹介

『死刑映画・乱反射』京都にんじんの会編

2016年8月12日

「『死刑』こそが国家殺人の『権利』を担保する装置として機能してきたのだ。だからこそ『死刑』を考え、命や社会、国家に対する思想を鍛えたい」と、京都にんじんの会が2014年10月に京都シネマで実施した死刑映画週間、本書はそのトークショーをまとめたものだ。上映作品は「休暇」「執行者」「再生の朝に」「A」「軍旗はためく下に」、話し手は高山佳奈子、永田憲史、金尚均、張惠英、堀和幸、石原燃、中村一成、森達也、太田昌国。「死刑について考えるとは、命について、社会について、国家について考えること!」。ぜひ、見て、読んで、考えてほしい。
〔インパクト出版会、 1000円+税〕

 

  2016年8月12日 15:22:09  [forum90]

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